過去と未来をつなぐ今年の紅白 TUBEらレジェンド歌手返り咲き 久保田利伸は35年ぶり
大みそかの「第76回NHK紅白歌合戦」(総合など、後7・20)の出場者37組と特別企画2組の計39組が14日、発表された。東京・渋谷のNHK放送センターで会見を行い、初出場の9組と特別企画の1組が出席。今年大活躍のM!LK、FRUITS ZIPPER、CANDY TUNEらフレッシュな顔ぶれが披露されたほか、37年ぶりの岩崎宏美、27年ぶりのTUBE、26年ぶりの堺正章らが年末の大舞台に立つ。
今年のテーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」。発表された顔ぶれを見ると、まさに過去と未来をつなぐ紅白を目指している印象を受ける。
篠原CPが「ノスタルジー的なものだけではなく、未来志向の思いからテーマを決めた」としたように、デビュー40周年を迎えたTUBEが27年ぶり、久保田利伸が35年ぶり、50周年の岩崎宏美が37年ぶり、60周年の布施明が16年ぶりと、レジェンド歌手が長いブランクを経て返り咲き。フレッシュな初出場組の人選は、新インターネットサービス「NHK ONE」での配信視聴への強い意識を感じさせた。
一方で10回連続出場中だった山内惠介をはじめ、星野源、櫻坂46らの常連組が今回発表のリストからは外れた。昨年から演歌枠が減少した点や激戦区となった女性アイドルグループの影響を感じさせる。もちろん追加発表される可能性はあるが、星野は昨年の本番直前での楽曲変更にともなう一件が、どうしても想起されてしまう。
すべての出場者、視聴者が1人も漏れずに納得できる番組を作ることはあまりに難しい。それでも数少ない国民的番組として、大みそかの紅白に注目したい。(NHK担当・松落大樹)
