仲代達矢さん葬儀 「無名塾」出身の役所広司や若村麻由美らが涙「偉大な恩師」

 肺炎のため8日に92歳で死去した俳優の仲代達矢さんの葬儀が14日、東京・世田谷区の「無名塾」で営まれた。

 75年に仲代さんが妻の宮崎恭子さんと設立した俳優を養成する「無名塾」出身の役所広司や若村麻由美らが参列。近所の住民やファンも駆けつけ、最後の別れを惜しんだ。稽古場から音楽が鳴る中、棺は運び出され「仲代さん」や「ありがとうございました」という声が飛び交った。

 関係者によると、役所が弔辞を読んだ。仲代さんの祭壇は白い花を中心に飾られ、遺影は08年の舞台「ドン・キホーテ」に出演する前にメークをしている途中に撮影されたもので、生前に本人が選んでいた。

 取材に応じた若村は涙を流し、「18(歳)の時から仲代さんと宮崎さんに役者として育てていただいた。本当に本当にありがとうございましたという思い。もうすごくかわいがっていただいた」と感謝。「最期まで役者として全うされた。本当に偉大な役者であり、偉大な恩師」と絞り出した。

 印象的な教えを問われると、「『役者は生涯修行です。棺の蓋が閉まるまで精進してほしい』というメッセージをいただいたことがある」と明かし、「私がいただいたメッセージだったんですけれど、仲代さんご自身の覚悟だったと感じた。役者としての覚悟を伝授されたような思いがいたしました」と思いを受け継いだ。

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