細川たかし「70歳超えてからパワー出てきた」芸道50年 常に“最高の自分”を更新 美声の秘けつ明かす

 今年芸道50年を迎えた歌手の細川たかし(75)がこのほど、都内で合同取材会を開いた。1975年に「心のこり」でデビューし、これまでに「北酒場」「矢切の渡し」「望郷じょんから」などのヒット曲を連発。抜群の歌唱力とキャラクターで愛され、演歌界の大黒柱として圧倒的存在感を放っている。新曲「カムイ岬」を来年1月7日に発売し、同6~25日に大阪・新歌舞伎座で、同じ75歳の梅沢富美男ともに新春特別公演を開催する。意欲的に活動する細川に、その原動力を聞いた。

 芸能界屈指の“パワー系演歌”を聴かせて半世紀。芸道50年を迎えての変化を問うと、細川は「たいして変わっていないね」と、平然と答えた。衰えを感じる部分を「酒が弱くなったかな。前みたいにバカ飲みはできないね」と打ち明けつつ、歌声については「70超えてからパワーが出てきた」ときっぱり。常に“最高の自分”を更新し続けている。

 衰え知らずの美声の秘訣(ひけつ)を「年に70カ所ほど地方公演している。毎日きちんと歌っているのが大事。お客さんの前で真剣に歌うのが原動力。歌っていれば、声は出ますよ!」と明かす。将来に備えて全ての楽曲を半音上げで歌唱していることを告白し、「最初から上げておけば、5年たって落ちても元のキーに戻りますからね」と驚きの理由を語った。

 豪快に構えているおかげで、いつでもどこでも実力を発揮できている。今後の目標を問うと「どこまで行けるのかが楽しみですよ。大谷翔平も31歳ですよね。二刀流がどこまでいけるのか、未知の世界です。細川たかしもこれからどこまで行くんだろう。声が落ちてきてやめるのか?それも挑戦ですね。一日一日が楽しいです」と笑顔を見せた。

 昨年、週刊誌で再婚をスクープされ、上下13万円の高級ドクロジャージ姿がキャッチされた。奇抜な姿がSNSでバズり、この私服姿をジャケット写真に活用した。演歌界の大御所ながら、若者もビックリの試みにも意欲的に取り組んでいる。

 来年1月リリースの新曲「カムイ岬」は、北海道・積丹半島の最先端に位置する地を舞台に、悲恋の思いを歌い上げる。今後ミュージックビデオを撮影予定で「プロモーションビデオも面白おかしく。爆笑です」と予告していた。

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