中村壱太郎「ART歌舞伎」初の劇場公演「どれだけ人を驚かせることができるのか」
歌舞伎俳優の中村壱太郎(35)が29日、主宰のプロジェクト「ART歌舞伎 2025~DEEP FOREST~」(11月8日、東京・観世能楽堂)に向けた取材会に出席した。
「ART歌舞伎」は伝統的な歌舞伎に異分野のクリエイターや和楽器奏者、ファッションデザイナーなどを迎え、映像美や音楽性を重視した斬新な表現を追求したもの。「歌舞伎の傾く精神をどれだけ美しく、どれだけ人を驚かせることができるのかを表現したい」と意気込んだ。
コロナ禍だった20年に配信のみで上演しており、今回は5年ぶりの開催で初の劇場に観客を入れての公演。「見て楽しい、聴いてすてきというところに、まずはみんなが引っかかってくれたら」と期待した。すでに劇場のチケットは完売しており、ライブとアーカイブ配信チケットが販売されている。
今年、大ヒットしている吉沢亮主演の映画「国宝」では所作指導として携わった。「最初は(スクリーンに)歌舞伎のシーンが写った時は緊張しました」と振り返り、出演者らから「僕自身が刺激を受けた」と壱太郎にとっても大きな経験となったことも明かした。
