田原総一朗氏の不適切発言に「あってはならない事態」収録番組でBS朝日の「放送責任も重い」テレ朝定例会見で

 テレビ朝日が28日、都内の同社で定例社長会見を行い、西新社長らが出席した。

 19日に放送された討論番組「激論!クロスファイア」(日曜、後6・00)で不適切な発言があった同番組司会を務めるジャーナリストの田原総一朗氏(91)について言及。西社長は「BS朝日から発表されておりますように、司会者・田原氏の発言を受けて編成担当から厳重注意を伝えた上で処分について臨時の取締役会が開催されて協議された結果、当該放送は政治討論番組としてのモラルを逸脱しているとして前回の放送をもって打ち切りとした」と改めて説明した。

 その上で同番組は収録放送だったことからBS朝日の責任も重く、「放送責任も重いと判断して番組責任者ならびに管理監督者である編成制作局長を懲戒処分としています。視聴者の信頼を損なうあってはならない事態だと重く受け止めている。チェックの強化などBS朝日と協議したい」と話した。

 一連のトラブルの原因については「番組の流れを重視した編集判断のミスとチェック体制の薄さが主な要因だった。BS朝日には番組の危機管理と放送理念の徹底を求めたい」と述べた。

 田原氏はBS朝日で「朝まで生テレビ!」にも出演していることから、今後の編成について問われた西社長は「BS朝日の編成はBS朝日の判断になる。具体的にわれわれがコメントをするのは難しい。チェック態勢の強化をBS朝日に求めたい」と話した。

 田原氏は同日の放送回で自民党の片山さつき氏、立憲民主党の辻元清美氏、社民党の福島瑞穂氏をゲストに迎えて討論。自民総裁・高市早苗氏に批判や主張を述べる辻元氏と福島氏に提案する形で「あんなやつは死んでしまえと言えばいい」と発言し、後日謝罪していた。

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