ジャーナリストの田原総一朗氏（９１）が６日、フジテレビ系「イット！」の取材を受け、９１歳の現在の月収を明かした。

　この日の番組は有名人の年金を取材。その中の１人が田原だった。

　田原は「財布持ったことがない。ギャラの交渉はしない。自分のギャラも知らない。金に興味があったらこんな商売はしてない」とかっこよくコメント。だがすぐに、取材に同席していた娘から「近江商人（滋賀県出身）だから、今日のギャラいくらとか、すぐに聞くじゃない」と暴露され「聞くかなあ？」とすっとぼけた。

　そんな田原は年金についても「（月）１５万で６０歳からもらってる」と即答。大学卒業後、映画制作会社に３年半、テレビ東京に１２年、独立して１８年保険料を納付してきたが、特別に多い金額というわけでもない。「会社員時代の給料がずば抜けて安い」といい、さらに現在は一定の収入があることから、在職老齢年金制度を適用され減額されているという。

　そこで気になるのが現在の収入だが、田原氏は「一番多いので１００万円ぐらいじゃないかな」と９１歳で多い時は月収１００万円あると話していた。

　田原氏は最後に、日本の年金制度について「正規、非正規があることが問題」「非正規は年金が払えない。企業がちゃんと非正規なんかやめて、構造を変えないといけない」と訴えていた。