演歌歌手の辰巳ゆうと（２７）が２４日、東京・ＬＩＮＥ　ＣＵＢＥ　ＳＨＩＢＵＹＡで、東名阪を巡るコンサートツアーの最終公演を開催した。２５日からプロ野球・日本シリーズが開幕する。大阪出身で虎党である立場から、日本一奪還を目指す阪神にエールを送った。

　セ・リーグは阪神、パ・リーグはソフトバンクを応援している辰巳は、推しチームの直接対決を「複雑な気持ち」としつつ「こんなにも贅沢な日本シリーズはない」と感激。「地元のチームに頑張って、日本一になってもらいたい。僕も関西を代表する歌手になれるように頑張りたい」と誓った。

　クライマックスシリーズは両リーグを注視していたといい、「日本シリーズはレベルの高い戦いになると思います」と熱戦を期待。阪神の佐藤輝明選手が推しで、「佐藤選手のホームランがペイペイドームでも、甲子園でもぜひ見たいなと思っている。バックスクリーンに特大弾を打ってくれることを期待して応援したい」と活躍を願った。

　演歌、ロック、ダンスを掛け合わせたステージで、ツアータイトルの「Ｔｒｉａｎｇｌｅ」を体現。最新曲「運命の夏」を含む全１９曲を熱唱し、ツアーを華麗に締めくくった。今年は自身の芸名が入った巳年だけに、「今年はすごく充実して、特別な１年になった。ＮＨＫ紅白歌合戦に初出場するんだと年明けから心に決めていたので、良い結果をお届け出来るように頑張りたい」と気を引き締めた。