辰巳ゆうと 阪神に「20日までに優勝決めて!」芝居初日が20日「そうすれば安心して打ち込める」
歌手の辰巳ゆうと(27)が2日、大阪市内で「松竹創業百三十周年 秋だ!笑いだ!松竹新喜劇九月公演」(大阪松竹座、20日~28日)の取材会に出席した。熱烈な阪神タイガースファンの辰巳は「初日の20日までに優勝を決めてほしい。そうすれば安心してお芝居に打ち込める」と2年ぶりの優勝を待望する心境を明かした。
辰巳は阪神の話題になると相好を崩し、「思ったより早く優勝しそう。こうなったら史上最短で決めて欲しい」と期待。注目していた選手に佐藤輝をあげ「佐藤選手が活躍すれば阪神は確実に強くなると思っていた。甲子園であれだけホームランを打つなんて規格外。違う次元にいる」と本塁打王まっしぐらの佐藤輝に感心しきりだった。
松竹新喜劇初出演となり、しかも殿様役と博徒の頭目の二役を演じる。「二役は初めてでしかも真逆の役柄。瞬時に切り替えなければいけない」と難しさを感じている。ツアーなどで全国をまわっており、「関西の皆様に笑っていただくのは一番難しい」とハードルの高さに気を引き締めた。
公演中、詳細は未定だが新曲「運命の夏」を時代劇スタイルで歌唱することが検討されている。昨年の紅白歌合戦には同世代の新浜レオンが初出場を果たしており、辰巳は「今年は自分が、という思いは強い」と歌手の顔を見せた。
大阪松竹座は来年5月でいったん閉館となることを先月28日に松竹が発表したばかり。施設の老朽化が主な要因で、藤山扇治郎は「新喜劇がなくなるわけではないがショックで寂しい。1週間でもいいから『サヨナラ公演』をしてほしい」と松竹に懇願した。
