辰巳ゆうと 殿様姿でアロハポーズ 大阪松竹座初登場で「光栄な気持ちでいっぱい」

 殿様姿で熱唱する辰巳ゆうと
 盗賊役で見事な殺陣を披露した辰巳ゆうと
 藤山扇治郎(中央)らと軽快なやりとりを見せる辰巳ゆうと(右)
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 演歌歌手の辰巳ゆうとが20日、大阪松竹座で初日を迎えた「秋だ!笑いだ!松竹新喜劇九月公演」(28日まで)に出演した。

 1部の「愚兄愚弟」では仲違いする兄弟の妹の縁談相手、2部の「駕籠や捕物帳」では故藤山寛美さんも演じた殿様と盗賊の二役で出演。とぼけた殿様から、クールな盗賊へ、何度も華麗な早替わりを披露し、寛美さんの孫である藤山扇治郎らと「俄」と呼ばれる即興芝居で、軽快なやりとりを繰り広げ、終盤には豪快な殺陣も見事に演じ、会場を大きく沸かせた。

 汗だくで迎えたカーテンコールでは「とりあえず今は疲れました」と笑わせ、「まさか高校時代に見た舞台に立たせていただけけるとは、本当に光栄な気持ちでいっぱいです」と、初めて立つ松竹座の舞台をかみしめた。

 その後は殿様衣装のままで歌謡ショーがスタート。「雪月花」に加え、「まったくお殿様には似つかわしくないですし、見ていてすごく違和感があると思いますが」と、笑わせながら、アロハポーズで最新曲「運命の夏」を熱唱した。

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