鈴木愛理 映画単独初主演でヒューマンドラマ挑戦「『ありがとう』『ただいま』 伝えたくなる時間に」

 俳優、タレントの鈴木愛理(31)が、来年1月23日公開の映画「ただいまって言える場所」(塚本連平監督)で初の映画単独主演を務めることが23日、分かった。鈴木演じる親元を離れられない“子供部屋おばさん”の教師と、川口真奈(18)演じる不登校の少女が、SNSを通じて親友となり、自分の居場所を探す。2人の母親役にはそれぞれ大塚寧々(57)と伊藤歩(45)が名を連ねた。生きづらさを抱えながら現代を生きる姿をユーモアと感動で描くヒューマンドラマに、鈴木が正面から挑む。

 初の映画単独主演となった鈴木。作品の台本を初めて読んだ際には「お母さんへの感謝が止まらず、号泣してしまいました」と、熱い思いがこみ上げてきたという。

 鈴木が演じる中学教師・えりこは、大人なのに学校へ行きたくない、大人なのに反抗期、親から自立できない“子供部屋おばさん”。過去におった心の傷から引きこもった経験を持ち、心に葛藤を抱えながら、川口演じる不登校の少女・千花とともに親や学校と向き合っていく。

 子どもたちが傷ついてしまう出来事や、保護者からの強い要求に苦心する役柄を演じきった鈴木。「平成と令和における不登校の理由の違い、それに付随する家庭環境の違い等が色濃く表れているなと思う中で、どんな形であれ『ただいま』と言える場所があることは、いつだって人の心を支えているのだと感じる作品でした」と、振り返った。

 主人公とSNSで交流を深める不登校の少女・千花を演じるのは、5月に公開された映画「金子差入店」で難役を演じて注目を集めた川口。「自分の本当の気持ちに気づき、いろいろな葛藤を乗り越える千花の成長を感じてもらえたらうれしいです」と、自身の役柄に強い思いを込めた。

 作品について「テーマ的には考えさせられる部分も多いですが、クスッと笑えたり、温かい気持ちに触れて涙が出たり、そんな一面も持つ作品です」と語った鈴木。「受け取ってくださった皆さまが、大切な誰かに『ありがとう』と『ただいま』を伝えたくなるような時間になるとうれしいです」と、言葉に強い願いを込めた。

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