堤真一 三宅唱監督の「ガチでやってください」指令に特訓したと告白「あんなに自分のセリフを聞いて勉強したことないぐらい」

 俳優のシム・ウンギョン(31)、堤真一(61)、河合優実(24)、高田万作(18)が22日、都内で映画「旅と日々」(11月7日公開)のプレミア舞台あいさつを、三宅唱監督(41)と行った。

 「旅と日々」は神話的漫画家・つげ義春氏の名作「海辺の叙景」と「ほんやら洞のべんさん」を、「ケイコ 目を澄ませて」や「夜明けのすべて」などで世界的に注目を集めている三宅監督が映画化した作品で、今年のロカルノ国際映画祭で日本映画では18年ぶりとなる最高賞の金豹賞を獲得している。

 つげ作品の人気キャラクター、べんさん役を演じた堤は、オファーを振り返って「脚本を読んで、庄内弁をしゃべってるんですけど、なんで僕にオファー来たのかなと思って。関西系の人間なんで、東北弁をやるのは初めてだった」と、いぶかしんだという。

 三宅監督に「監督、(東北弁は)なんちゃってな感じでいいんですか?」と聞いたところ、「ガチでやってください」と言われたといい、セリフを方言で吹き込んだ音源を聞いて「あんなに自分のセリフを聞いて勉強したことないぐらい勉強しました」と猛特訓。

 「監督の作品ってうそっぽいとこがないというかリアルな感じで、これに応えるのはかなり大変だな、自分にとってチャレンジという気持ちで臨んでいました」とベテランの挑戦を明かした。

 堤は印象深いシーンを聞かれると「監督ってすごいなと思ったのは、合間合間の芝居してない風景の描写が、見てても奇跡的な風景っていうか、街の雰囲気だったりもそうだし、それが素晴らしい」と指摘。

 「初めて(完成した作品を)見てホントにいい映画に参加させていただいたなと思ったし、陽の中の陰と陰の中の陽というか、そういうバランスが絶妙で、『これ分かってよ、みんな』という気持ちでいる」と、三宅監督に感服していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス