橋下徹弁護士が１６日の日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」に出演し、国会首相指名選挙に向けた協議を巡って、国民民主・玉木雄一郎代表が日本維新・吉村洋文代表に向けて恨み節を語っている状態にコメントした。

　番組では、立国維の野党３者協議に加わっていた維新が、突然、自民党と連立政権に向けた政策協議を始めたことに、玉木氏がネット動画で「二枚舌みたいな感じで扱われて残念」「なんだ自民党と連立握ること決まってたのか」「３者協議はなんだったんだ」「自民党とやるんだったら最初から言ってよ」「出し抜いたり騙したりするみたいなことは、やめたほうがいい」「維新が加わるのであればそもそも我々が連立に加わる必要もなくなった」と不快感を示したことが伝えられた。

　橋下氏は「残念なのが、僕、吉村さんと玉木さんの電話番号交換のキューピッド役になったんですよ」と、電話番号を仲介して伝えたことがあると明かした。

　「コミュニケーションとってくださいねと。そういう話だったんですけど、こういう風になってしまうのはコミュニケーションうまく重なってないですよね」と語った。

　吉村氏が、国会議員と険悪ムードになるのはあまり見ないとし「玉木さんと吉村さんがもっとコミュニケーションとってくれればよかったのに、玉木さん、やっぱり永田町にいるから維新の国会議員とのコミュニケーションを重視しちゃったのかな」と語った。

　首相候補と推されていた玉木氏が一気にカヤの外となったことに「いろんな情報がうごめいていたと思いますが、権力って最後自分でアクション起こして取りにいかないとダメなんだなと」と指摘。

　公明に連立離脱された自民と「（連立しても）過半数がないんだけど勝負していくんだという覚悟を決めるかどうか。これ国民民主が先に覚悟決めてたら、おそらく自民と国民のほうが連携連立の話が進んでたと思います」と語った。