橋下徹氏 高市氏の姿勢に危機感「事態予測力が低い人が自衛隊の最高指揮官になるのは、ほんまヤバい」
元大阪府知事・大阪市長で弁護士の橋下徹氏が15日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党の高市早苗総裁が参政党などの「大政党でない意外な政党」との対談を希望しているという自民党議員の証言を受け、高市氏の姿勢に危機感を示した。
橋下氏は、自民党・青山繁晴参院議員が14日に読売テレビのニュース番組「かんさい情報ネットten.」にリモート出演し、同日に行われた自民両院議員懇談会の様子を伝えた内容の報道を引用。青山氏によると、高市氏は公明党の連立離脱を「予想外だった」として謝罪し、今後に向けて「政策一致できる党には連立に入っていただきたい」と語ったという。青山氏は同会終了後に高市氏が「大政党だけじゃなくて小会派とも、もっともっと話したい」と語ったと明かし、「7人の所」(=有志・改革の会)や参政党の名を挙げた。
その内容について、橋下氏は「これが事実ならほんまヤバい」と危惧した。さらに、同氏は連続投稿し、「あんな人事すれば公明が連立離脱するくらい分からんかったのかな。」と萩生田光一氏の自民幹事長代行起用などを踏まえて指摘。「首相になっても靖国参拝すると頑なに言っていたし。ところが総裁になって参拝辞退。事態予測力が低い人が自衛隊の最高指揮官になるのは、ほんまヤバい。」と苦言を呈した。
また、橋下氏は「総理になって権力を握るまではとにかく我慢なのに、それができないのがいわゆる保守強行派。鄧小平氏の韜光養晦を勉強せなあかん。」とも付け加えた。「韜光養晦(とうこうようかい)」とは、1990年代に中国の最高指導者だった鄧小平が唱えた外交方針。能力を隠して力を蓄えながら飛躍の機会をうかがうという「能ある鷹は爪を隠す」的なスタンスで国際社会での存在感を高めたことから学ぶべきと訴えた。
(よろず~ニュース編集部)
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