田崎史郎氏 自民党執行部の方々は情報が取れていない、感度が鈍い→公明党は今回も妥協するだろうと甘い読みのままだった

 政治評論家の田崎史郎氏が11日、テレビ朝日「ワイド!スクランブル サタデー」に出演し、自民党執行部が「情報を取れていない」と指摘した。

 松尾由美子アナが「この1週間で自民党、公明党の温度差がどんどん開いていった感じです。自民党側としては、どれくらい公明党の本気度を把握できていたのでしょう」と総裁選挙が行われた4日に高市新総裁が誕生してから、斉藤鉄夫公明党代表が連立離脱を表明した10日までの間についてコメントを求めた。

 田崎氏は「そこが一番の問題で」とし、「公明党側から見て、今の自民党執行部とはパイプがないという話をしてきている。実は、当たり前のことながら自民党も公明党とのパイプがないわけです。となると公明党の本音がどこにあるか最後まで分からなかった。党首会談になるまで」と述べた。10日に行われた党首会談に触れ、「党首会談の最初のときは高市さんはわりとにこやかな表情です。終わってみるとものすごく険しい表情で。連立離脱を想定していなかったと思います。僕は連立離脱はあるなと見ていたんですけど。自民党執行部の方々はまず、情報が取れていない」と指摘。自民党について「公明党は今まで妥協してきたじゃないか、今回も妥協してくれるだろうという甘い読みのままいってるわけです」と分析した。

 テレビ朝日政治部記者大石真依子氏は「自民党内には衝撃が走りました。公明党の本気度を自民党として見誤っていたのだろうという印象です」と田崎氏に呼応した。

 田崎氏は「公明党からすると、先週土曜の段階で一回、企業・団体献金のことを言っていて、火曜日の段階で1時間半にわたってその話をしていて。当然、(10日に)回答がくるものだと思ったら具体的な回答がなかった。これは連立離脱しかないと思っていたんですね。そういう公明党の本音を自民党がまったくとらえていなかったということなんですよ。自民党の感度の鈍さ。今まで自民党を見てきてこんなことはなかったんです。野党の情報もとりながら一生懸命考えて策を練るわけです。情報そのものが取れていない。自民党は変わったなと思いました」と述べた。

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