ＴＢＳ系「オールスター後夜祭」の公式サイトが９日、更新され、４日深夜の放送回を巡り俳優・広末涼子の所属事務所が、ＴＢＳテレビへ「正式に抗議および名誉回復措置を求める内容証明」を送付したとする発表について謝罪した。

　サイトでは「今月４日放送の『オールスター後夜祭』において、俳優・広末涼子さんに関する現在捜査中の交通事故をバラエティ番組のクイズの題材として扱ったことは不適切でした」とし「この度の放送内容について、広末涼子さんならびに関係者の皆様方にご迷惑をお掛けしましたことをお詫びいたします。」と謝罪した。

　広末涼子の所属事務所が６日付で公式ホームページに「ＴＢＳ番組における不適切な放送について」と題した文書を掲載。４日に放送されたＴＢＳ「オールスター後夜祭」について「抗議および名誉回復措置を求める内容証明を送付いたしました」と発表していた。

　ＨＰの文書によると、同番組ののクイズコーナーで「時速１６５キロを出したことがないのは？」という設問があり、「出演者による『広末さんは事故を起こした際、時速１６５キロを出していたと報じられています』という発言が放送されました。「しかしながら、この発言のもととなる情報は公的機関からの発表によるものではなく、また、当該事故については現在も警察による捜査が継続中です」と記され「そのような状況下で、本人が関わる事件を笑いの題材として扱うことは、報道・放送に携わる者として極めて不適切であり、本人および関係者の名誉を著しく毀損（きそん）する行為と考えております」と主張した。

　そのため１０月６日付けでＴＢＳに対し「正式に抗議及び名誉回復措置を求める内容証明を送付いたしました。合わせて今後同様の行為を繰り返さないよう求めております」とした。