大平サブロー 若手時代に借金1800万円で十二指腸潰瘍に 芸人生活50周年で波瀾万丈の人生を回想
タレントの大平サブロー(69)が16日、大阪市中央区のYES THEATERで「大平サブロー芸歴50周年 CDアルバム&記念ライブツアー 発表会見」を行った。
サブローの芸人人生の集大成とも言えるニューアルバム「オレの人生こんなもの」が10月8日に発売され、合わせて全国各地での記念ライブツアー「しっかりしたねえ」(11月9日・大阪からスタート)の開催も決定。ツアー名の由来は、若手時代に深夜の生放送『11PM』で世話になった年上のメークさんの一言だという。「65歳の時にお会いして『姉さん僕も年いきましたやろ』と言ったら『しっかりしたねぇ』と言われた」と面白エピソードも披露した。
アルバムのタイトルにちなみ、自らの波瀾万丈の人生を振り返ったサブロー。中でも「しんどかった」と語ったのが、88年に32歳で吉本興業から独立し、その後相方の太平シローさんと解散した頃だったという。「一人で頑張らなアカンという時に、事務所が1800万円の借金をしていたことが分かったんです」と衝撃の過去を回想。さらに「(妻に)家には400円しかないと言われて。仕事で名古屋に行くのに新大阪駅まで送ってもらう車の中で、財布から5万円出して渡した。嫁も我慢してくれていたんだな、と。十二指腸に潰瘍ができていました」と、当時の苦労を明かした。
そして「その後、吉本に戻る話がポンポンと進んで『神様いるんやな』と思いました」とどん底から復活。「今振り返ると無茶したな、なんですけど、若かった時に吉本辞めたことで、それまで見えてなかった世界が見えたことは良かった」と笑顔で語っていた。
