見上愛「いよいよ始まった」 朝ドラ「風、薫る」クランクイン Wヒロイン上坂樹里と「心開いて」うれしい変化

 来年度前期のNHK連続テレビ小説「風、薫る」が作品の舞台である栃木でクランクインし、W主演を務める俳優の見上愛(24)が14日、重要文化財でロケ地でもある大雄寺で行われた取材会に出席した。「いよいよ始まったんだなって気がする」と実感を込めつつ、撮影は連日の雨に悩まされているとも告白。それでも「一年間すごく朗らかに撮影していけると確信に変わった」と前向きに語り、バディ役でW主演する俳優・上坂樹里(20)とのうれしい関係性の変化も打ち明けた。

 撮影を終えて報道陣の前に現れた見上は、和装姿で「ものすごく背筋が伸びる」と話し、8日から入った撮影に「ちょっとしかたってないのに、ものすごくいっぱい時間を過ごしたような濃密さがある」と、充実の表情を浮かべた。

 一方で連日の雨に悩まされていると苦笑い。制作統括の松園武大氏も「毎日雨に降られている」と顔をしかめたが、見上は「スタッフもキャストもこの数日で何があっても乗り越えていける仲間だと安心感があったので、一年間朗らかに撮影できると確信に変わった」と前向きに語った。

 8日には自身のシーンがないにもかかわらず、上坂が「那須まで来てクランクインを見届けてくれた」という。見上は「すごいうれしくて心強いと思った」と笑顔を見せ、松園氏もその日だけは晴れていたと明かした。

 出演決定から約半年。役作りのため書道や歌、方言など数々の稽古を上坂と積み重ねてきた。上坂の出演が発表された6月の会見では関係性もまだぎこちなかったが、共にする時間が増え「どんどん心を開いて少しずつ敬語がなくなってる」とうれしい変化があった。「こういう心の開きが台本ともリンクする部分があると思うので、ここからまた手を握り合って同じ歩幅で歩いていけたら」と力を込めた。

 ドラマは明治時代、同じ看護婦養成所に入った2人を描くもので、見上は若くしてシングルマザーとなった一ノ瀬りん役。モチーフの大関和さんは日本の近代看護の先駆者で、黒羽藩の家老の娘として生まれた人物だ。

 大雄寺は大関さんの父が仕えた黒羽藩の菩提(ぼだい)寺で、黒羽は俳聖・松尾芭蕉が「おくのほそ道」の道中で最も長く滞在した場所としても知られている。

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