宝塚 宙組新トップスター・桜木みなとの本拠地お披露目公演開幕 LDHとのコラボで胸キュン王子様を熱演「トキメキが大渋滞」
宝塚歌劇団宙組の新トップスター・桜木みなとの本拠地お披露目公演『PRINCE OF LEGEND/BAYSIDE STAR』が13日、兵庫県の宝塚大劇場で開幕した。
『PRINCE-』は大劇場公演としては22年の宙組公演『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』以来となる、宝塚歌劇団とLDHのコラボミュージカル。前回の公演の際に、脚本・演出の野口幸作氏がEXILE・HIROに「次は『PRINCE-』を宝塚で」と提案したことをきっかけに実現した。
「HiGH&LOW」制作陣により18年にドラマ化、19年に映画化された同名作品が原作で、桜木は総資産数兆円と言われる「朱雀グループ」の御曹司・朱雀奏を熱演。春乃さくら演じる成瀬果音をめぐって、セレブが集う名門・聖ブリリアント学園で開催される「伝説の王子選手権」で京極尊人(水美舞斗)らとしのぎを削ることになる。
公演前の取材会で「トキメキが大渋滞しております」と語っていた通り、桜木は「壁ドン」を繰り出すなど、王子様の輝きをキュンキュン放ちながらステージで躍動。また、物語の中での「10代目伝説の王子」の座に就くシーンは、宙組10人目のトップスター就任を匂わせる一幕だった。
さらに、ドラマや映画では奏を演じたGENERATIONS・片寄涼太については「王子様=片寄さんのイメージ。私もその雰囲気を大切にして演じられたら」と、意識も口にしていた。
『BAYSIDE-』は、まさに桜木自身の芸名「みなと」がタイトルの由来。ロマンチックで艶やかなシーンの数々がハイビートの旋律でつづられた、エネルギッシュで情熱的なステージだ。
公演前日の通し舞台稽古後には「千秋楽まで元気にみんなで走っていきたいと思います!」と気合を見せていた桜木。フィナーレでは春乃、水美とともに大きな羽根を背負って大階段を下り、本拠地の喝采を浴びていた。
