田村亮が舞台降板、音声障がいと公式発表「誠に申し訳ございません」2日前に配役大幅変更 代役俳優「複雑な思い」

 代役を務める瀬田吉史
 取材に応じる横内正
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 俳優の横内正が主演・上演台本・演出を務める舞台「リア王2025」(4~8日、同所)の囲み取材が行われ、2日前に急きょ降板することが発表された俳優の田村亮について、音声障がいが理由であることが明かされた。

 田村は囲み取材を前にコメントを寄せ「とにかく、大変多勢の方々にご迷惑をおかけすることになり誠に申し訳ございません」と謝罪。「役者は『声』が命と言われますが、その『声』をやられました。充分には治療にかかっておりますが、九月四日の初日までに完治するとは考えられずに降板を決断致しました」と苦渋の決断だったことを伝えた。

 昨年の公演から音楽劇要素も取り入れるなど、シェイクスピア劇のイメージをメリハリある演出に仕上げたことで高評価で話題となり「リア王2025」として再演となった。メインキャスト陣には、豪華なベテラン俳優が起用されている。横内は「一人でも多くの方に見に来ていただきたい」と呼びかけた。

 田村が演じる予定だったケントを瀬田吉史、瀬田が演じる予定だったグロスターの従者ルーカスを蒼木龍、村人マーカスを潮見勇輝、蒼木が演じる予定のコーンウォールの従者ロスを柚木涼太、柚木が演じる予定だったコーンウォールの従者クリスを井上謙伸へと変更し、配役の大幅変更で臨むこととなった。

 代役での出演となる瀬田は「複雑な思いもありますが、やるからには一生懸命やらせていただきます」と意気込んだ。

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