織田裕二 いかりや長介さん「踊る2」撮影時「既に顔がすごいむくんでた」病伏せて撮影、公開1カ月前に公表 「和久さんからの手紙」明かす

 俳優・織田裕二(57)が8月31日、TBS系「日曜日の初耳学」に出演。代表作である「踊る大捜査線」シリーズについて語った。

 「踊る」シリーズについて、ドラマシリーズ後の1998年に公開された映画版第1作をもって、「やり終えた。夢叶ったし、やりたかったし、これで終わりでいいや、と思ってた」と完全燃焼した思いだったという織田。しかし、「いかりやさんからお手紙を直接いただいたことが1回だけあって」と織田演じる青島の師・和久平八郎役のいかりや長介さんから手紙を届いたことを明かした。

 「青島、いい加減集めろ、みたいな、和久さん調の手紙」で「俺もそろそろ待ちきれねぇぞ、年齢が年齢だし、早く作れ」と書かれていたという。

 そして作られた映画第2作「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(03年7月公開)。「そん時、パート2の時、すでに(いかりやさんの)顔がすごいむくんでた。あ、ご病気なんだ…とその時分かって。(パート)2は間に合ったんですけど、このあと亡くなられて。和久さんがいなくなってもうこの作品はできない、終わりだな(と思った)」と振り返った。

 いかりやさんは「踊る」撮影後の03年5月末に入院し、同6月、「原発不明頚部(けいぶ)リンパ節がん」を公表。04年3月、原発不明がん、頸(けい)部リンパ節転移のため72歳で亡くなった。

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