「あんぱん」手嶌治虫の仕事場にネット興奮 「やさしいライオン」聞き入る横で有名原稿が

 29日に放送されたNHK連続テレビ小説「あんぱん」では、嵩(北村匠海)がラジオドラマ「やさしいライオン」をかき上げ、ラジオで流される。それを聞いていた手嶌治虫(眞栄田郷敦)の仕事場に、ネットは沸いた。

 この日の「あんぱん」では、上京し同居を始めた羽多子(江口のりこ)がかかってきた電話に出て、嵩宛に明日の朝までにラジオドラマをかき上げて欲しいという依頼をあっさり受けてしまう。

 焦る嵩は、のぶ(今田美桜)が「うちのお母ちゃんがごめん」と謝ったことで、以前書いた「やさしいライオン」という作品を思い出し、その続きを書くと宣言。一晩でかき上げる。

 子供を失った母犬ムクムクと、母を失った赤ちゃんライオンのブルブルの悲しい物語。これをあの手嶌も仕事場で聞いていた。

 ラジオを聞き入る手嶌の横には「どろろ」と書かれた原稿が。モデルの手塚治虫氏が週刊少年サンデーに67年から68年に連載した人気漫画で、未完のまま連載が中断するも、その後テレビアニメ化され、「漫画王」で第2部が連載され、完結。当時は水木しげる氏が描く妖怪漫画がブームで、この「どろろ」も水木作品と比べて語られる事も多かった。

 史実では、後に手塚プロがこの「やさしいライオン」をアニメ化している。

 ネットではこの「どろろ」原稿に「手塚先生(ドラマでは手嶌先生)どろろ描いててめっちゃ興奮しちゃった」「やさしいライオンに号泣しているところにインサートしてくる『どろろ』のタイトル。架空の作品ではなくガチもんが出てくると心躍り感がハンパない」「うわー!どろろ執筆中の手塚治虫だ」「手塚治虫先生がどろろを描いているという事は、水木しげる先生のゲゲゲの鬼太郎が大ヒットしていた頃か」など反響を呼んでいた。

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