【山田美保子のミホコは見ていた!】福山雅治にダメージはあるのか
中居正広氏、国分太一など、50代の男性芸能人が不祥事によって表舞台から姿を消した今年。中居氏宅でのBBQに参加していた笑福亭鶴瓶出演のCMが一時見られなくなったり、同じ場に居たヒロミが「DayDay.」(日本テレビ系)で一部始終を説明し、「怖くて眠れなかった」と吐露したりしたのも記憶に新しい。
また、国分の報道を受けて、「これ、間違いなくテレビとか芸能界の大転換点なんだと思います」と「サンデージャポン」(TBS系)で語ったのは杉村太蔵氏だ。さらに「世間に言う必要はないけど、我々同業者にはこっそり、こういう事があったって言ってくれないと恐ろしくてしょうがないですよ」とも。これには多くの男性タレントが深く頷いたことだろう。何をやらかしたら一発アウトになってしまうのか。基準がなかなかわからない上に、コンプライアンスが年々厳しくなっているのは厳然たる事実だ。
そんな中、フジテレビ第三者委員会の報告書にあった“有力番組出演者”が福山雅治であることがわかった。同社の大多亮専務(当時)開催の女性アナウンサー同席の会合で、「いわゆる下ネタ的な性的内容を含んだものであった旨述べる者も多数おり、不快であった旨述べる者もいた」という。
同報告書からは福山側から女性アナとの会合を要請したようにも読めるが、福山側はそれを否定。インタビューを行った「女性セブン」は大多氏にも取材し、「常に私からお誘いして開催している」との回答を得ている。
同誌に70分も真摯に答えた福山はXでもインタビューを受けた理由を明かし、ファンを気遣い、誹謗中傷行為への注意喚起を促した。さらに所属事務所の「アミューズ」からもコメントが出た。
Xユーザーの反応の中には、第三者委員会の要請への対応が不適切だったとの指摘は一部にあるものの、福山の下ネタ好きを知る往年のファンからは「何も驚かない」との声さえある。
ただ、当該会合は「遅くとも2005年前頃から年に1~2回程度」開催されており、同誌によるとコロナ前まで開催されていたとのこと。その間にはもちろんコンプライアンスが厳しくなっていた。それを読み切れずに参加し続けたことのダメージは0ではないだろう。
だが、取材を受けてからの迅速で真摯な対応は圧倒的に高評価だ。やはり本人の対応は今後のためにはとても重要なのである。中居氏や国分の“対応”もファンは待ち続けている。
