SKE48菅原茉椰、近づく卒業「進む勇気があるうちにやめないと」 出会ったメンバーに感謝「同僚を超えて友達になれた」

 8月末でSKE48を卒業する菅原茉椰(25)が、2nd写真集「Opportunity」(白夜書房)を発売した。昨年4月以来となる2年連続の写真集リリースで「最後にここでしか見られないアイドルの菅原」が詰まっている。グループに在籍した10年を振り返り、現在の心境を明かした。

 菅原らしいテンポのいい話しぶりが周囲をなごませた。卒業の時は近づき、10年間の活動に思いを巡らす。「SKE48以外のことで自分がこんなに続けられることはなかった。本当にありがたいと思う。きっとこんなに努力することもなかった。自分を成長させてくれた場所だった」と感謝した。

 15年に「第2回AKB48グループ ドラフト会議」でTeamEに第1巡目で指名され加入。SKE48初の東北出身メンバーでもあった。「今、SKE48でよかったと思えている」と率直な気持ちを口にする。「もしも、ずっと宮城にいたら九州の子と仲良くなることもなかった。卒業した高畑結希ちゃんは香川出身で5歳年上だけど同僚を超えて友達になれた。ここ(SKE48)に入ってなかったらこれが全部なかったんだと思うとよかったし、楽しかった」。かけがえのない仲間との出会いもかみしめた。

 地元での活動も積極的に取り組んだ。「いろんなお仕事をさせてもらえたSKE48はすごくいいと思う。それこそ宮城でライブもやらせてもらった」。今では拠点の名古屋や東海地方以外のメンバーも増えており「スタッフさんには、そういうメンバーにこそ力を入れて寄り添っていただけたらうれしい。そしてメンバーには地方から出てくる時に持っていた夢を、夢で終わらせないという気持ちを忘れないでほしい」と思いを語った。

 当然、いいことばかりではなく苦しい時期も経験。19年4月には活動も一時休止した。「周囲のいろんな意見に対して、おびえてしまっていた時期だった。ライブに出ることも耐えられなかった。心が疲れちゃった時にやるアイドルの仕事ほど、つらいものはなかった」。それでも、辞めることなく、グループにとどまらせてくれたのはメンバーの姿だった。「楽しそうに活動している姿を見て自分ももうちょっとアイドルを続けたいと思った」。ステージで輝く仲間の姿から勇気をもらい、アイドルとして見事に復活した。

 初写真集「シャッターチャンス」を発売した昨年4月にはアイドルを「30歳まで続けたい」と定めていたが、明確な卒業を決めた理由を問うと「次にやってみたいことがあって」と答えた。続けて「それをやってみたいという気持ち、次に進む勇気があるうちにやめないと、いつまでたってもSKE48にいそうだった。勇気があるうちにやめた」と決断の背景を明かした。

 そして1年4カ月ぶりに発売する2冊目は卒業写真集となった。日本を飛び出し、台湾での開放的なカットが並んだかと思えば、自らの原点SKE48劇場でのカットも収めた。「写真集は本当に誇れるもの。将来、子どもが生まれたら自慢したくなるような思い出の一つ。ママはこんなことをやっていたんだよって言えたらいいな」。節目の一冊を経て、新たな世界に飛び出す。

 ◇菅原 茉椰(すがわら・まや)2000年1月10日生まれ。宮城県出身。15年5月に「第2回AKB48グループ ドラフト会議」でSKE48チームEに第1巡目で指名され、研究生として加入。18年の「AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙」では29位に入り、アンダーガールズに選出。身長165センチ。血液型O。

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