井上祐貴“面倒くさい人物”松平定信を語る 大河「べらぼう」に生きた「どうする家康」の本多正純役
俳優・井上祐貴(29)がこのほど、出演中のNHKドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜、後8・00)の取材会に登場した。
江戸時代中期に寛政の改革を推し進めた松平定信役の井上は「一言で言うと面倒くさい人物と(笑)。やり方とか言い方が独特で何でこういう言い方をするんだろうと。最初は支持されても、長く続かない理由はそういうところにあるのかな」と台本を読んだ印象を語った。
横浜流星演じる蔦屋重三郎の出版物に影響を及ぼす重要な役どころ。プレッシャーを感じつつも、23年の大河「どうする家康」で本多正純役を演じたことが生きたと言う。「歩き方や移動する時のちょっとした所作を体が思い出してくれている感覚はあった」と振り返った。
物語で関わりの深い田沼意次役の渡辺謙とは初共演。対立する間柄ながら「楽しみが多い状態で現場に入れました。僕には図りしれないような経験をされているので、そういうお話も聞けましたし、シーン以外ではすごく気さくに話していただけました」和やかに撮影できたと感謝した。
松平は質素倹約を重んじる改革を進めたが「自分は田沼派ですかね。性格的に」と、重商主義政策を進めた意次に考えは近いと明かしていた。
