【The LDH Times】GENERATIONS・片寄涼太 30歳むかえ「言葉、考え、価値観明らかに変わった」 8・6初ソロアルバム
GENERATIONSの片寄涼太(30)が、初のソロアルバム「Bouquet」を8月6日に発売する。30歳という節目に、グループ活動とは異なる表情を見せた渾身(こんしん)の一作を放つ。GENERATIONSは昨年から新体制となり、今年2月から6カ月連続で各メンバーのプロデュース楽曲をリリース。止まることなく、9月の福岡公演を皮切りに全国ツアー「6IX SENSE」を回る。ソロ、6人の色をそれぞれ打ち出し、名前を知らしめる貴重な1年を過ごしている。
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-初のソロアルバムはどんな作品。
「2020年に『Possible』という曲をリリースしてから約5年間の楽曲と新曲を合わせたフルアルバム。今までの過去を30歳という節目で振り返った時、30歳までを一束にして過去の自分にも贈ってあげたいし、応援してくれた皆さんにもあげたいと思い、タイトルは『Bouquet』にした。自分自身を振り返ると、15歳の時にこの業界に入るオーディションを受けた。(15歳で)誰にも知られていなかった自分と、(30歳で)誰かに知られている自分の中間地点にいるんだなって。これからは知られている自分が重なっていく人生なんだなと思った時に、今のタイミングはメモリアルだなと」
-アルバムは作詞に参加した楽曲も収録。15年のGENERATIONS『STORY』が初めての作詞だったが、作詞の腕は上がっているか。
「どうなんでしょう。浮かんでくる言葉、持っている考え、価値観、メッセージは、明らかに変わったなという気がしますね。自分自身の30歳という節目もそうですし、ライフステージも変わりましたし。自分の価値観が大きく変わる瞬間が30年間で色々あったからこそ、ある意味集大成なアルバムになっています」
-数原(龍友)もソロ活動に積極的に打ち込んでいるが、互いに刺激は。
「作品作りの向き合い方とか全然スタイルが違う。彼はストリートライブとかも精力的にやりたいところがあって、本人のペースとスタイルにあったソロ活動なのかな。自分も自由にやらせてもらえているのは、グループがあるからこそだなと思う。グループはメンバーがいるので、それぞれの思いや才能で、一人では生み出せないものができていく。ソロは自分一人だからこそ、周りのクリエイターと協力していって別物が生まれる」
-GENERATIONSは、9月からツアーが開幕する。どんなツアーを準備しているのか。
「今年は『6IX SENSE』というタイトル。今年は6人それぞれのプロデュース楽曲の連続リリースから始まり、今までのライブと全く違う作り方で取り組んでいて、本当に実験的なライブになる。6人のプロデュースが1つになるという、GENERATIONSの不思議な新しいスタイルのライブになりそうです。それぞれが主役になるライブを作る」
-15年の初ツアー「GENERATION EX」から10年がたつ。
「たくさんのライブを作ってきて、フェスも含めて、本当にいろんな所でライブをさせてもらってきた。ライブを作る感覚とかノウハウは、当時とは比べものにならないくらい視野も広がっていると思います。楽曲も増えて引き出しも増えて、より成熟したグループになってきているかなと」
-今年の後半戦も盛りだくさんで熱くなりそう。
「本当にGENERATIONSをアピールする1年だなと。ソロアルバムをこのタイミングで発売できたのは、自分にとってメモリアル。多くの方に手にとっていただいて、また新たな一歩をともに歩んでいくような後半戦にしたいですね」
-夏本番だが、少年時代の夏の思い出は。
「小学4年生の時だけ夏に野球部に入ったことがある。ずっとサッカーをやっていたけど、4年生の時だけ。それが性に合わなくて。動体視力が悪くて小さいボールを手で捕るのが無理。途中から無理になって端で休んだり、気持ち悪くなって保健室行ったり。すごい嫌な夏でしたね。(LDHの野球チームに加入したい思いは?)全く思わないです(笑)。LDHのサッカー部には入っている。FANTASTICSの(中島)颯太とかがいる。サッカーってサッカーっぽさがありますよね。何なんだろ」
◆片寄涼太(かたよせ・りょうた)1994年8月29日生まれ。大阪府出身。2010年に「VOCAL BATTLE AUDITION 2」でファイナリストとなり、12年11月にGENERATIONSとしてメジャーデビューした。ソロとしては、14年から俳優活動をスタート。20年1月に初のソロ曲「Possible」もリリースした。最近ハマっている事は「運転。そんなにまだ遠出はしていないけど」。好きなお酒は「ワイン。つまみはロケ弁とか(笑)」。血液型AB。
