吉本興業が主催する。お笑いと音楽が融合した大規模フェス「ＤＡＩＥＮＫＡＩ　２０２５」が１９日と２０日、東京ガーデンシアターで開催された。アーティストは１２組、芸人は４５組が出演し、２日間合計で約１万３０００人が集まった。

　アーティストが芸人のネタに参加するのも同フェスの醍醐味で、セントチヒロ・チッチは、ジェラードン、しずるのコントに挑戦。ジェラードンのコント「満員電車」では、２人にギュウギュウに挟まれ、アタック西本のＴシャツの中に頭を突っ込まれてと、体を張って全力で参加し、爆笑を起こした。

　コントを振り返りチッチは「お笑いに人生救われてる人がたくさんいると思うんですけど、私もその１人なので、今日はほんとに最高にハッピーな日でした」と話し、「（満員電車は）一番最初に好きになったネタだったので、何十回も見て練習しました」と笑顔を見せた。

　岡崎体育は、マヂカルラブリー、ビスケットブラザーズ、ニッポンの社長のネタに参加。ニッポン－のネタでは、服装故に甲子園の審判に間違えられるという人物を演じ、阪神タイガース９０周年記念公式マスコットソング「Ｖ！Ｖ！Ｖｉｃｔｏｒｙ」を熱唱した。

　ライブではクールなパフォーマンスで盛り上げ「僕には夢があって。いつの日か必ず、紅白歌合戦に出場します！そのためにも強くてカッコ良いアーティストになりたい」と言っていた岡崎は「率直に、めちゃくちゃ楽しくて、お客さんからウケた時、気持ちよかったです。来年も出たいですし、次出られたらもっと難しいコントとかにも挑戦してみたい」と意欲。ニッポン－の辻皓平は「コントも１回稽古しただけなんですけど、岡崎さんは一発でいけるんですよ。岡崎さんが出てきた瞬間にこれ、トリオとして完成したなと」と岡崎のセンスに脱帽の様子だった。

　２３年に初開催された同フェスは今年で３年目。終演後には、来年７月３１日から８月２日まで、史上最大規模となる３日間にわたり開催されることも発表された。