芥川賞作家 映画「国宝」は「スゴすぎて落ち込む」吉沢亮ら豪華キャストが圧巻「役者の執念」
芥川賞作家で、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が9日に自身のYouTubeチャンネル「ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル」を更新した。
又吉は、現在、大ヒット上映中の映画「国宝」の鑑賞を報告した。
同映画は、吉沢亮主演。任侠の一門に生まれ15歳の時に抗争で父を亡くした喜久雄(吉沢)が、思いがけず歌舞伎の世界に飛び込み、天性の才を発揮しながらも過酷な運命に翻弄されていく。
又吉は「映画を見ていない方もいると思うんで」とネタバレにならないように気遣いつつ「とにかく役者の執念というかね。なぜ、そこまで、しんどい思いをして舞台に立たなければいけないのか、なぜ、そんな悔しい思いをしてまで、それでも舞台に立つのかっていう」と作品内で描かれている役者の思いに感銘を受けたと吐露した。
同映画は、主演の吉沢のほか、横浜流星、渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶ、永瀬正敏といった超豪華キャストが集結。圧巻の共演も話題になったが、又吉は「(上映時間が)とにかく3時間くらいあるんですよね。3時間くらいあるんですけど、どの瞬間も映像が面白くて。役者さんのお芝居もスゴくて。見終わった後にね、おもしろいだけじゃなく。食らった感じがするというか…」と絶賛した。
さらに「(映画が)スゴすぎて、ちょっとだけ、別に自分が映画に関係しているわけじゃないのに、落ち込むみたいな。表現として『食らっちゃった』みたいな」と、クリエイティブな発想を職業とする自身にも強い衝撃があったことを明かしていた。
又吉は、2003年に綾部祐二とお笑いコンビ・ピースを結成。キングオブコント2010で準優勝。15年には、小説「火花」で第153回芥川賞を受賞した。
