吉沢亮 主演映画「国宝」カンヌで大反響 公式上映で約6分ものスタンディングオベーション
俳優の吉沢亮が18日(現地時間)、フランスで開催中の「第78回カンヌ国際映画祭」で「監督週間」に選出されている主演映画「国宝」(6月6日公開)の公式上映に共演の横浜流星、渡辺謙、李相日監督と参加した。
同作はこの日の午前8時45分から上映もされ、早朝ながらチケットは早々に完売。世界中から集まる映画関係者らで開場前から行列ができ、その期待の高さが伺えた。
公式上映は同日午後4時から行われ、吉沢は「映画に携わっている者にとっての憧れの地で、世界中の皆さまに、日本の伝統芸能である歌舞伎を題材とした映画をお届けできることを非常に光栄に思います」とあいさつ。「僕と流星が1年半かけて歌舞伎というものと向き合って、どうにか完成させた作品です」と作品への思いを熱弁した。
その後は820人の観客とともに映画を鑑賞。上映が終わると、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれ、吉沢の役柄にちなみ、歌舞伎の大向こうさながら「KIKUO!」コールも発生。約6分にわたる熱狂的なスタンディングオベーションが続き、吉沢と横浜は熱く抱擁。李監督と渡辺は握手をするなど、喜びを分かち合った。
吉沢は「われわれがこの作品に込めた熱量みたいなものをしっかり受け取ってくださって、これだけの盛り上がりを見せてくださり、すごく胸に来るものがありました」と感激。横浜も「観終わった後の鳴りやまない拍手、あの光景はこれから先も忘れないと思いますし、本当に役者をやっていてよかったなと思える瞬間でした」としみじみ語り、渡辺は「ちょっとやっぱりここ(胸)が震えました」と笑顔。4人全員が涙をにじませ、感謝の言葉を述べていた。
