北川景子「ばけばけ」で朝ドラ初出演「お姫様を心を込めて演じます」堤真一と夫婦役
NHK大阪放送局は10日、俳優の高石あかりがヒロインを務める、2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の新キャストとして、北川景子の出演を発表した。北川は初の朝ドラ出演となる。
北川が演じるのは高石演じるヒロイン・松野トキの親戚、雨清水タエ。松江藩で代々家老を務めた名家に生まれ、大勢の女中たちに囲まれながら何不自由なく育ち、気品と厳しさを兼ね備える女性で、親戚であるトキにも武士の娘としての品格を求める。礼儀作法やお茶などの教養を厳しく教えながら、堤真一演じる夫の雨清水傳とともにトキを見守っていく。
北川は自身が演じるタエについて「三十人近い奉公人にかしづかれ育ったお姫様です」とコメント。「文明開化の真っただ中で、これまでの身分制度が廃止されたにもかかわらず、時代の移ろいについていくことができません。姫として教養を受け育ち、武家の誇りを持ち生き続けてきたのに、ある日突然生活能力を身につけて働けと言われても、タエは戸惑うばかりで時代にアジャストするという価値観はありません」と評価した。
さらに「最後まで誇りを捨てることなく生きていくのか、子どもたちのために誇りを捨て、一度死んだつもりで生きるのか、決めなくてはならなくなります。国のために生き、国に翻弄された姫を、心を込めて演じます。タエの身の上に起きたことが決して架空のお話ではなく、その時代に起きていたことだと理解して、最後まで役と向き合っていきたいと思います」と、役への熱い思いを語った。
