お笑い芸人のバカリズムが９日、都内で行われた、優れた番組や個人・グループなどに贈られる「第５１回放送文化基金賞」の贈呈式に出席。脚本を務めた日本テレビ系ドラマ「ホットスポット」がドラマ部門で優秀賞に輝き、自身も脚本賞に選出。また演技賞を受賞した東京０３・角田晃広とともに、喜びを口にしながら裏話も明かした。

　物語は、山梨を舞台とした「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」。角田は物語の軸となる宇宙人・高橋孝介を演じた。

　この角田の役柄についてバカリズムは、当初は「最初は役者さんで結構撮影中も考えてた」と別のキャストを起用することを計画していたという。一方で「やっぱり役が役というか、かなり明確に笑いを取りにいかないといけない役だったんで結構難しくてなかなか決まらなかった」といい、角田に決まった経緯については「灯台下暗しというか、こんな近くにぴったりな人いたわと思って。で、プロデューサーさんに連絡したら『ちょうど同じタイミングで監督さんとかも角田さんどうでしょうか』って。じゃあお願いしようと」と偶然ながら制作陣で意見が一致したと告白。改めて角田の好演ぶりには「めちゃくちゃ面白かった。ずっと昔から面白いのは知ってるんで、角田さんからすれば通常営業なんですけど、本当にそれがドラマにハマって素晴らしかった」と絶賛した。

　角田は「気持ちがよかったですね。本当に僕のことを分かってくれてる方の脚本なんで」とニヤリ。実際、「付き合いも長いので当て書きをしてもらってます」と明かし、「そして監督がちゃんと演出してくれるんですよね。なのでその通り演じたらこんな賞をいただけたということでこんなラッキーなことはない」と謙遜していた。