フリーの宮根誠司が７日、日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」で、学歴詐称が明らかになった伊東市の田久保真紀市長がこの日、午前中に囲み取材に応じながら、重要な話はすべて「夜の会見で」と言っていることに「わざわざ会見しなくても囲みで（証書などを）見せれば終わると思うが」と首を傾げた。

　この日は東洋大“卒業”ではなく“除籍”だったことが判明した田久保市長の問題を取り上げた。この日は議会で辞職勧告が可決されたことから、田久保市長は３時からの会見を中止し、弁護士を伴って午後７時３０分から会見を行うと発表。それに先立ち行われた囲み会見では、市議会議長らに“チラ見せ”したものについて聞かれるも「キチンとご説明できる状態にして説明しなければいけないと思っている」とコメント。チラ見せ証書を持参するとは明言しなかった。

　宮根は「伊東市民からするとわざわざ会見しなくても、囲みで見せれば終わっちゃうと思うんですが」と首を傾げた。これに東北大特任教授で危機管理の専門家である増沢隆太氏は「問題の本質はそこだと思う。卒業しているかしていないかなんて、証明書一つで済むのに、こんなに迷走したのはすべて市長の対応」と断じた

　宮根は「書類を囲みで見せれば全てが終わるということなのに、会見する意図はなんなのか」とどこまでも納得いかない表情だった。