音楽プロデューサーの秋元康氏（６７）が、新たに男性アイドルグループを手がけることが３０日、分かった。秋元氏の事務所「Ｙ＆Ｎ　Ｂｒｏｔｈｅｒｓ」と東京ドーム、三井不動産がタッグを組んでの大型プロジェクトで、今夏からオーディションを開始し、２０２６年に専用劇場を新設。「育てるアイドル」をコンセプトに、定期公演やファンイベントを行っていく。

　数々のアイドル、アーティストを手がけてきた秋元氏が、男性アイドルグループ創設で新たな金の卵を発掘する。

　Ｙ＆Ｎ－と東京ドーム、三井不動産は、この日までに３社のリソースとノウハウを生かした新たなエンターテインメント事業を共同で展開することに合意し、合弁契約を締結。その目玉が、今回始動させる男性アイドルグループとなる。

　オーディションの対象者は満１２～２６歳の男性で、国籍は問わない。グループの人数は今後発表されるが、劇場での定期公演を行うという方針から、数十人規模になる可能性もある。専用劇場は三井不動産が運営する都内の商業施設に新設。定期公演を中心に活動をスタートさせ、同不動産の商業施設をはじめ、全国の商業施設などでイベントも実施し、認知を拡大していく。

　コンセプトは「育てるアイドル」で「ファンの皆さまと成長を共に喜び、応援したいと感じて頂けるようなアイドルを目指す」という意味を持つ。劇場という本拠地などでファンとの接点を広げながら成長を図り、最終的にはアリーナ、ドームクラスでのライブ開催を目標にするという。

　新たなプロジェクトに秋元氏は「『三井不動産様と一緒に劇場を作る』という構想を聞いて、興奮しました」と心境を吐露。「きっと新しい文化になるでしょう。そのコンテンツの総合プロデューサーにご指名いただいたことを大変、光栄に思います」と意気込み「皆さんにも、『こうやって、未来は作られて行くんだな』と、その一瞬一瞬を目撃いただけたらと思います」とメッセージを送った。