鈴木亮平 過酷現場に共演者悲鳴もなんくるないさ~ 撮影中もジム通い「マヒしちゃってる」
俳優の鈴木亮平(42)が27日、沖縄・那覇空港で行われた主演映画「TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」(8月1日公開)のキックオフイベントに登場した。2021年にドラマとしてスタートし、23年の劇場版第一作が興収44億円を記録した人気シリーズの最新作。ロケ地となった沖縄への凱旋(がいせん)で500人を超えるファンにめんそ~れと迎えられ、過酷ロケを振り返った。
オペ室を搭載したトラックでどんな場所にも駆けつける特別医療チーム「MER」の活躍を描く人気シリーズ。今作では沖縄・鹿児島の離島を担当する南海MERが、火山噴火という超難関ミッションに挑む。
東京MERのチーフドクター・喜多見(鈴木)が指導スタッフとして南海に加入。江口洋介(57)演じる医師らとチームを組むのだが、新キャストたちには撮影の大変さが轟いていたという。
昨年11月から1カ月に及んだ沖縄ロケでは、人命を守るために叫び、走り、泥だらけになる医療従事者を体現。看護士役の生見愛瑠(23)は「いろんな方から『過酷だよ』って言われて覚悟していたんですけど、想像以上に過酷で」と証言し、麻酔科医役の宮澤エマ(36)も「最後の最後に亮平さんが『言うほどたいしたことなかったでしょ?』って言ってたんですが…」と言葉を濁したほど。火山灰を模した粉は大量で、江口は「初日、2日目くらい、どうなっちゃうんだろうと思った」と振り返った。
鈴木は「マヒしちゃってるんで」と苦笑いしたが、今回も映像のために自己犠牲するMER流を遂行。患者を抱えて砂浜を200メートル近く走るシーンでは、台本には「おんぶして運ぶ」と書かれていたが、自ら抱えるプランを提案したという。沖縄での撮影期間中もジムに通い「MERはおんぶじゃないだろう。喜多見ならできそうだと思って」と最善を追い求めた。
夏興行には「鬼滅の刃 無限城編」や「ジュラシック・ワールド/復活の大地」など強敵が待機。激闘が予想されるが、鈴木は「『鬼滅』は鬼を倒すけど、こっちは人の命を助けます。どんな人でも誰かを守るために動ける。みんながヒーローなんだと感じてもらえる映画になっていると思います。熱さは負けてないですよ」と笑顔を浮かべていた。
