T.C.R.横浜銀蝿R.S.「嵐さんと一緒に」45周年ツアー 22年に死去したリーダーへの思い「もう一度、一緒に夢を追いかけよう」

 ロックンロールバンド「T.C.R.横浜銀蝿R.S.」が、今年デビュー45周年を迎えた。7月19日から全国7カ所を巡る45周年記念ツアーでは、1983年12月31日に新宿コマ劇場で開催した第一期解散ライブツアーのファイナル公演のセットリストを完全再現するなど、アニバーサリーイヤーにふさわしいスペシャルな企画を行う。このほどインタビューに応じた翔とJohnnyが、45周年への思いやこのライブの開催意図などを熱く語った。

 区切りでいうなら40周年の次は50周年。あえて45周年を打ち出したのは、2022年7月に死去したリーダー・嵐さんへの思いが大きい。

 Johnnyが期間限定で復帰し、2020年から2年間、40周年記念「横浜銀蝿40th(フォーティース)」としてオリジナルメンバーの4人で活動した。その翌年に天国へと旅立った嵐さん。実は亡くなる直前、Johnnyに「やっぱりおまえがいなきゃダメ。ずっと一緒にやろう」と伝えていた。

 「僕に対する嵐さんの遺言」とJohnny。それで「45周年に向け嵐さんの遺志を継いでもう一回やろう」と、新たな横浜銀蝿の活動を決意。再び動き出した。

 迎えた45周年。くしくも翔とJohnnyは、嵐さんが亡くなった年齢と同じ67歳になるタイミングだった。「同じ年齢になってみて、嵐さんは体力やモチベーションとか、まだまだあったと思う。だから45周年をぶち上げ嵐さんと一緒に歩んでいく。同じ年齢になったオレたちが見た景色は、嵐さんが見たであろう景色。だからもう一度、一緒に夢を追いかけようと思う」と翔。この思いを胸に全国を巡る。

 その45周年ツアーは、内容にこだわった。Johnnyの提案で、1983年12月31日に新宿コマ劇場で開催した、第一期解散時のツアーのファイナル公演と、まったく同じ構成にする。

 「限られた方しか最後の姿を届けられなかったし、当時は小中学生で一度もライブを見ていない人もいたと思う。そんな方に、年齢は重ねたけど当時と同じ景色、同じセットリストでみんなと共有したい」と意図を説くJohnny。偶然にも当時のセットリストや細かい演出を書いた翔のノートが、嵐さんが残していた資料から見つかった。これを元に再現する。

 「生のJohnnyを見たい!というファンも多かったし、ファンへの最高のプレゼントじゃないかな」と翔。天国の嵐さんと一緒に、最高のステージにする覚悟だ。

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