俳優の田中圭（４０）が１８日、都内で主演を務めるＷＯＷＯＷ連続ドラマＷ「おい、太宰」（２９日、後１０・００）の完成披露報告会に登壇した。俳優の永野芽郁（２５）との不倫疑惑が報じられ双方が否定して以降、報道陣の前に姿を見せるのは初となったが、騒動には一切言及しなかった。

　「おい、太宰」は三谷幸喜氏が脚本と監督を務めた、一度もカメラを止めない「完全ワンシーンワンカットドラマ」で、昨年秋に撮影された。海辺を舞台に、田中圭が演じる太宰治を敬愛する平凡な男が時代を超えて奮闘するタイムスリップコメディとなる。

　物語に合わせて、「過去にタイムスリップできるならいつの時代がいいか」と聞かれると、田中は「僕はジュラ紀とかの恐竜を見たい。どんだけギャーギャー言ってるのかな」と興味を明かした。三谷氏は「僕はおとといぐらいかな…。ちょっと個々では言えない。悲しいことがあった」と苦笑い。「（会いたいのは）父かな。ほとんど会ったことがないので」と話した。

　今作について、三谷氏は「こんなにたくさんの田中圭を見られることはない。最後もういい！っていうぐらい」と笑わせ、小池栄子も「本当にチャーミングだった。圭さんにしかできないぐらい」と絶賛。三谷氏も「すごいと思いましたよ。そんな作品になっております」と宣伝した。

　４月の報道後、田中は主演舞台「陽気な幽霊」に出演していたが、報道陣の前に姿を見せるのは初となった。