性的暴行の疑いでNCT脱退のテイル 18日に初公判 検察が懲役7年を求刑と現地で報道

 多国籍ボーイズグループ・NCTの元メンバー・テイル(本名:ムン・テイル・31)の、集団性的暴行容疑の処罰に関する初公判が18日、ソウル中央地方裁判所で行われたと、現地メディアのJTBCなどが報じた。同公判は当初、5月に行われる予定だったが、テイル側から延期申請が提出されていた。

 テイルは2024年6月、酒に酔った女性を集団で性的暴行した疑いが持たれ、同年8月に警察の調査を受けた後、9月に検察へ送致された。

 記事によると、18日の午前10時40分ごろ、テイルは取材陣を避けながら法廷に入ったとし、傍聴席にはファンと思われる人物も確認されたと伝えた。

 検察は「罪質が不良で深刻な事件」とし、テイルに対して懲役7年を求刑。裁判部には、身元情報公開・告知命令、就職制限10年を命じるよう要請したという。

 本格的な公判開始前、裁判所がテイルの職業を尋ねると「歌手活動をしていたが、事務所から解雇された。現在は、アルバイトを少しやっている」と返答したことを伝えた。

 テイルの弁護人は、最終弁論で「事件の重大性を、重く受け止めている」「被害者へ国選弁護人を通して謝罪の意を伝え、謝罪を受け入れてくれた」「性犯罪予防教育プログラムを履修し、心理相談を受け、自ら捜査機関へ自首したという点を考慮してほしい」と伝え「被告人は、幼い年齢から社会活動を行い、一度も物議をかもしたことがなく、寄付および善行を続けてきた」「交通事故による後遺症があり、家族の生計維持が難しい状況の中でも、知人の食堂でアルバイトしながら熱心に生きている」と善処を訴えたという。

 しかし検察は「この事件は、被告人たちが外国人観光客と梨泰院(イテウォン)のクラブで出会い、被告人の家へ連れて行き集団性的暴行をしたという、罪が極めて悪質」「自首書の提出も、捜査機関で押収捜索が始まるや提出した」「被告人が心から懺悔し、反省しているのか甚だ疑問だ」と突っぱねたとした。

 最終陳述で、テイルは「被害者に大きな被害を与えてしまったことを後悔し、申し訳ない気持ち」「失望感を感じた全ての方に、申し訳ないと伝えたい。善処していただければ、一生に与えられた最後のチャンスだと思い、社会に役立つ仕事をしながら生きていく」とうなだれたと伝えた。

 裁判を終えたテイルは、待っていた取材陣やファンを避け、謝罪コメントなどすることなく、帰宅の途についたという。

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