玉川徹氏、テレ朝政治キャップを一喝「百も承知ならそんなこと言うな」スタジオ6秒シーンの緊迫

 元テレビ朝日の玉川徹氏が16日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、テレビ朝日政治部キャップを一喝する一幕があった。

 この日は自民党が国民一律に2万円給付すると発表したことを議論。政治部官邸キャップの千々岩森生氏が解説として登場した。

 石破総理は11日の党首討論では、税収の上振れ分を国民に還元する財政状況にはないとの認識か?と玉木雄一郎代表に聞かれ「現在そのような財政状況にあると認識していない」と回答。しかしその2日後に給付金を発表しており、玉木代表はXで「失礼な言い方になるが噓つきだ」などと猛批判した。

 玉川氏は「2日前に、政府として検討したことはございませんと言っている。まったく検討していないのを2日後に発表できるわけがない」とバッサリ。玉木代表の質問に石破総理が「そのような状況にない」と言ったことにも「2日後には還元するといっている。うそとかうそじゃないとかではなく、信用できなくなると思う、言葉を」とも語った。

 そして「何のために党首討論をやってるんですか?と。少なくとも自分の言葉で国民に信頼できることを言っているという前提で聞かなかったら、もう石破さんの話を信用して聞けない」とも語り「こういうことを政治家がやっちゃダメ」と厳しく断じた。

 「党首討論をやるなら、そういうのを考えているなら考えていると言わないと。じゃないと、あなたの言っていること信じられないとなっちゃうと、私は思う」とも述べた。

 これに千々岩氏は「玉川さんの仰る通りという部分と、政府の政策、外交なんかも、決まるまで言えない部分も確かにある。検討しているといった瞬間にブワーッと走りますから。それを止めたいがために、党としては散々検討しているが、政府としては…と相当無理筋な説明をしたというところ」と解説した。

 だが玉川氏はこれに「国民が、政治部達がそれを認めちゃだめなんだよ」とピシャリ。「政治部だって国民の一つなんでしょ?政局的にはそういうもんだって、あなたたちが言っちゃったら、信用できないとメディアが認めることになっちゃう。それじゃダメだと思う」と厳しく断じた。

 これに千々岩氏は「私達も百も承知で」というも、玉川氏は「百も承知ならそんなこと言わない方がいいと思う」とたたみかけ、千々岩氏は黙ってしまい、スタジオは6秒近く誰も発言せず、静まりかえる異様な雰囲気に包まれていた。

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