二宮和也 ジャニー氏への思い語った「あの人が人様に迷惑をかけなければ」42歳の誕生日に初の新書発売

 新著「独断と偏見」を発売する二宮和也(撮影・Sai)
 二宮和也の新著「独断と偏見」書影(撮影・Sai)
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 嵐・二宮和也(41)がこのほど、42歳の誕生日を迎える17日に発売される新書「独断と偏見」(集英社新書)の合同取材会に登場した。国民的グループとして活動してきた二宮の心の内を、自身初となる新書という形で刊行。23年10月に旧ジャニーズ事務所から独立した二宮が、ビジネス論や人付き合いの流儀といったテーマに対して独創的かつ力のある言葉で考えを示した一冊。かつての所属先の創業者のジャニー喜多川氏や、嵐について言葉を尽くしており、思いも口にした。

 自然体-というイメージだろうか。多くの報道陣が集まった会場に、ネイビーのジャケット姿で登場した二宮。柔和な表情で「1年間かけて1カ月に1問、四字熟語を考えようということになりました」と作品について説明した。

 自身初となる新書は、文字だけでの表現に挑戦した。「僕の生活している層が、割と人と会話することや、台本で文字を情報としてとらえてきた。(情報発信も)インスタよりもX(旧ツイッター)だし、写真集というよりも文字ベースの方がしっくりくるかな」。感じた思い、浮かんだ言葉を一冊の本に詰めた。

 作中には、長く所属した旧事務所のジャニー氏の名も登場する。嵐というグループとしてはエージェント契約を結んでいるが、個人としては独立済み。同氏が犯した過ちは、社会的にも大きな影響があったが、かつての所属タレントとしては、名前を出さないという選択肢もとることができたが、踏み込む理由があった。

 二宮は「僕は、そこまで深く考えていなかった」と前置きした上で「この本を作るきっかけの大元にいる人。あの人が人様に迷惑をかけなければ、僕がずっと所属していた事務所はなくならなかった、僕がこういう道をたどることはなかったと思う」と語る。そして「世間と言われているものとは別軸で、彼に対して思いがあった」と名前を出した経緯を明かした。

 また、来年5月までの活動再開を発表した嵐についても記述。グループとしての発表と、今著の作成時期が重なったことは「タイミングが重なってしまっただけで、狙ってはいない」と明言。再開発表に踏み切る段階と著書の作成は別の時間軸だったとした上で「仮に作っている段階で再開するとなっても、同じ話をしていたと思う」と今書への思いをにじませた。

 俳優業はもちろん、バラエティーやYouTubeなど、マルチな活躍を続ける二宮。「自分の誕生日にまさか新書がでるとは思っていなかった。1人でも多くの方に届けてもらえれば」。多くのものを感じ、言語化した思いを込めた。

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