俳優の當真あみ（１８）が１３日、東京・日本テレビで行われた、主演を務める同局系ドラマ「ちはやふる－めぐり－」（７月９日スタート。水曜、後１０・００）の制作発表会見に出席した。２０１６年、１８年に上映された映画版の１０年後の世界を描いた作品。連続ドラマ初主演となる當真は、映画版で生徒役を演じ、今作では教師役となった上白石萌音（２７）と息の合ったトークを展開するなど、和気あいあいとした雰囲気を見せた。

　華やかな和装姿のキャストが並ぶと、「ちはやふる」の世界観が一気に広がった。連ドラ初主演を務める當真は「もともと作品を見る側だった自分が、まさか参加する形となってうれしい」と充実感にあふれ、「この作品に頂いた憧れやまぶしさを、今度は演じる側として届けられたら」と気合を込めた。

　原作は末次由紀氏による同名漫画で、競技かるたに青春をかける高校生を熱く描いている。今作の舞台は映画から１０年後の世界。當真が演じるのは、梅園高校の競技かるた部に入部する主人公・藍沢めぐる。上白石は非常勤講師として同校に赴任し、主人公を競技かるた部に誘う大江奏を演じる。２人が出会い、全国大会優勝を目指して成長していく姿が見どころだ。

　當真は昨年９月ごろにキャストに配られたカルタと畳のセットで猛練習していたといい、「初心者のところから成長していくのは私と役がリンクしていた。考えられるところはたくさん考えて役作りをしていました」と説明。上白石とは初共演で、「近江神社のお守りを頂いて、それで勇気をいただきました」と感謝していた。

　映画版での役は競技かるた部の部員だった上白石は「顧問になってしまいました」と笑いつつ、“教え子”の當真を「第一印象はなんてかわいい人なんだろうと。今の印象はかっこいい人です。自分のすべきことが分かっていて、そこに向かって努力を積み重ねられる人」とべた褒め。「現場でみんなのお芝居を見ていて本当に悔しいと思うこともある」と役者として刺激を受ける場面が多いとも話した。