１１人組グローバルボーイズグループ・ＪＯ１の豆原一成（２２）が俳優の市毛良枝（７４）と映画「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」（１０月２４日公開）でＷ主演を務めることが２７日、分かった。

　同作では孫と祖母とが軽やかに紡ぐ家族の物語を描く。豆原はコーヒーにだけはこだわりがある大学生の孫・拓磨を演じ、市毛演じる祖母・文子との日々のなかで夢を見つけていく。豆原は「自分の中ですごい挑戦で、いろいろなことを考えながら、そして悩みながら作り上げた作品になりました」と充実の内容になったという。

　４４年ぶりの映画主演となる市毛は、若い頃の夢だった「学び」を楽しんで世界を広げていく、チャーミングな祖母を生き生きと演じる。「幸せってなに？私は幸せなの？きっと誰もが考え、悩んだことがあるのではないでしょうか」と今作のテーマに触れ、「挑戦を怖がらない。人はいくつになっても変われる。そして学びは楽しい」と強調した。

　監督は中西健二氏、脚本はまなべゆきこ氏が務めた。原案は島田依史子氏の著作「信用はデパートで売っていない　教え子とともに歩んだ女性の物語」（講談社エディトリアル刊）で、今作は「学ぶことは楽しい」という概念が核に据えられている。

　“夢に迷う孫”と“夢を見つけた祖母”が紡ぐ、人生のふとした喜びを描く家族の物語。豆原は「この作品を通して、誰かを思うことや学ぶことの楽しさを感じてもらえるとうれしいです。楽しみに待っていてください」と呼びかけた。