歌手の仁支川峰子が１５日、フジテレビ系「ぽかぽか」に生出演。車での大事故、自宅が流されるという波瀾万丈の人生を振り返った。

　仁支川は１歳半で戸籍が変更。産みの母親が「戸籍上は（自分と）姉妹になっている」と説明しスタジオはきょとんだ。戸籍上の仁支川の母は祖母だといい「（自分が）１歳半の時に（両親が）離婚して母方に引き取られたが、母がまた置いていっちゃった」ため、祖母が仁支川を養女にしてくれたという。

　祖母に育てられ１６歳でデビュー。「あなたにあげる」が大ヒットし、１９歳で育ての母に家を購入してあげたという。特に祖父母には「１歳半から引き取って育ててくれた。その思いが感謝に変わって早く幸せにしてあげたいと思っていた」という。

　だがその直後、声が出なくなるという不幸に見舞われ、更に９０年の３２歳のときに、乗っていた車が高速道路で大事故を起こし、車が３回転する大惨事に。だが乗っていた仁支川は翌日には取材対応できる程度の軽症ですむ奇跡が。たまたま運転席と後部座席の間に挟まり、固定されたことで車外に放り出されなかったことで、軽症で済んだという。

　また９８年には完成から１カ月しかたっていない栃木県の自宅が、豪雨被害で流されてしまうという不幸にも見舞われる。家の建築に関わった人たちが片付けのために集まってくれたと言うが「みんな、泣いてるの」と悔し泣きしている姿を見て「これは泣かしちゃいけない、もう一軒建てるわよ！って言っちゃったから。そこから必死よ」とすぐに流された豪邸よりも大きな家を建築したという。

　「鉄骨を深く打って、二階建てに。何かあっても上に逃げられるように上手に作りました」と説明、現在は売却し、別の人が住んでいるというが「大事に使って下さってる」と明かしていた。