13歳で歌手デビューのサムエル 事務所と対立・父の急死 つらい時期乗り越え6年ぶりに韓国で活動再開
弱冠13歳で、韓国のヒップホップデュオ・1PUNCH(ワンパンチ)として歌手デビューを果たし、2017年にはWanna One(ワナワン)が誕生したオーディション番組「PRODUCE 101」シーズン2で、その実力が大きな話題となった米出身のサムエル(23)が、6年の空白を破り再び韓国で、アーティスト活動をすると15日、現地メディアのジョイニュースなどが報じた。
サムエルは9日、新曲「ROCKSTAR」を発売、現地の音楽番組でパフォーマンスを披露するという。
サムエルは同メディアに「すごく緊張している。プレッシャーもあるし、最大限の力を出すため頑張って練習している」と明かしたと伝えた。
サムエルは2019年、かつての所属事務所・BRAVEエンターテインメントと専属契約を巡り、裁判で対立。時を同じくして、実父がメキシコで急死、若くしてつらい時間を過ごした。「2019年にアメリカに戻り、4年ほど韓国を離れていた。父と心の準備がないまま死別して、一人でいたいという気持ちが大きかった」「なぜ自分だけ、こんなにつらいことが起こるんだろうと思った」と回想、音楽をやめようと考えていたという。
しかし、一人で部屋に閉じこもっていたある日「頭の中で、何か気配のようなものが通り過ぎた」「こんな息子の姿を見たら、父は嫌な思いをするんじゃないか」と、再び音楽に向き合ったことを明かした。
そして2023年、サムエルは再び韓国の地を踏んだ。「アーティストとして、僕の名を初めて世に知らせた場所であり、『PRODUCE 101』という、良い機会を得た韓国で音楽を再開するのは当然だと思った」「何より、(韓国で)ファンがたくさん待ってくれていた。それが、もう一度『ここで活動を再開しよう』という気持ちになった理由の一つだ」「新人のつもりで、ステージに立ちたい」と、意気込みを語ったことを伝えている。
