デビュー1年目の吉本芸人NO.1決定戦 異色「養成所3周&営業職サラリーマン」コンビが優勝「M-1の決勝くらいウケてた」
NSCを今春卒業した、デビュー1年目の“超新人”吉本芸人NO.1決定戦「『大ライブ2025』TOKYO」の決勝が14日、都内で行われ、272組の中からコンビ「シネマ特区」が優勝し、「チャンピオン」となった。
2人は、コントで爆笑をさらった。嶋田奨太(25)は、過去に養成所を「3周してる」という経歴の持ち主で「養成所1回目からじゃ考えられない」と感激。審査員を務めた平成ノブシコブシの徳井健太は「ウケ方が群を抜いてた。M-1の決勝くらいウケてた」と絶賛した。
昨年11カ月に結成したばかりのコンビで、嶋田は、NSC大阪、ワタナベコメディスクールを経てNSCに所属という経歴の持ち主。何度も養成所に通い直し、改めてNSCを選択した理由については「尊敬する先輩がいたので」と語った。
また相方の和深(わぶか=27)は、芸人ながら営業職で働く現役サラリーマンという異色の二刀流で、「会社にも『辞めてNSCに行きます』って言ったんですけど、『売れるまでは仕事やっていいよ』って言われて」と理解のある会社で働けていることを説明。「忙しくなったら辞めます」と明言したものの、今大会の「見届け人」を務めた、パンクブーブー・佐藤哲夫から「今ここで電話したりしたら?」と提案されると、「いや…」と思わず及び腰だった。
デビューから大きな一歩を踏み、和深は「いろいろ出られる賞レースは全部出て勝ち上がりたい」と意気込み。憧れの先輩として、シソンヌの名を挙げ、「将来的に舞台で食べていきたいっていうのが一番。テレビというより、舞台ネタをずっと一生やっていきたい」と、ネタ愛を熱弁し、理想のビジョンも掲げた。
