中居氏側、反論 当初は守秘義務「解除」を提案 調査報告書ではAアナ全面解除の一方、中居氏「範囲内はヒヤリング応じない」と記述
フジテレビの第三者委員会の調査報告書で「性暴力」を認定された元タレント中居正広氏の代理人弁護士は12日、「一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為は確認されなかった」と反論し、中居氏の人権救済のため第三者委に証拠の開示を請求すると明らかにした。
調査報告書によると、第三者委は、中居氏と被害女性Aアナに双方代理人弁護士を通じ、守秘義務を解除することで調査への協力を依頼。Aアナ側からは守秘義務の全面解除に応じる旨の回答があった一方、中居氏側は「守秘義務の範囲内の事項についてはヒアリングに応じない」などと回答したとされている。
今回、中居氏側は反論文書の「本調査報告書としての欠陥に関する疑問と釈明要求」という項目で、調査報告書について「中居氏が守秘義務解除に応じないとして、両者の守秘義務解除要請に対する態度も事実認定の根拠にしています」と説明。続けて「しかし、中居氏は、当初守秘義務解除を提案していましたが、第三者委員会から『2人の密室で何が行われたかが直接の調査対象ではない』との回答があったという経緯がありました」としている。
