葉加瀬太郎、ラムゼイハント症候群を振りかえる まだ完治せず「1年かけてじっくりと」
ヴァイオリニストの葉加瀬太郎が25日、NHK「あさイチ」で、昨年8月に発症したラムゼイハント症候群について振りかえった。
葉加瀬がかかったラムゼイハント症候群とは、「水痘帯状疱疹ウイルスによって生ずる顔面神経まひを主な特徴とする疾患」と番組で説明。葉加瀬は顔の左半分が麻痺し、聴力にも影響があったという。にも関わらず、翌月からはコンサートツアーを決行。40公演をやりきった。
葉加瀬は発症した当日について「朝起きたら、なんとなく目がしばしばするぐらいだったが、一日仕事をして、ラジオ収録でゲストの方と写真を撮ったら、いつもの笑顔ができない。あれ?って。突然です。その日の午後には左半分が動かない」とあっという間に症状が進んでしまったという。
現在は「割と(顔左半分は)動くようになったが、最初はうがいをしてももれてくるし、目も自分でやらないと閉じない」というほど。しかも音楽家として致命的なのが「大きな音がすると鼓膜が振動して耳に痛みがあった」という症状。特にヴァイオリンは耳元で音を鳴らすため、かなりつらかったという。
それでもツアーを決行したのは「ベッドで寝ていてもしょうがないし。お客さんの拍手の方がよっぽど薬になる」と考えたから。
現在の状態については「先週ぐらいかな、(医者に)みてもらって、だいぶ良くなっていると。でも1年ぐらいかけてじっくり治さないといけないと」と、まだ完治ではないとした。
「ご飯を食べていても、人間って不思議なもので、頬で口の奥にいれるが、最初はリスみたいに、(食事が)頬にたまっていく。押し込む能力がない。なので匙を持ってかきだす」ということも。「ファンの皆さんにも励ましの言葉をいただいて…」と感謝も伝えていた。
