ピン芸人のザブングル加藤が１８日放送のフジテレビ系「全力！脱力タイムズ」に出演。アンガールズの田中卓志のひと言にブチ切れする一幕があった。

　この日は、アンガールズの山根良顕が芸能界を引退するという体で、「２代目山根オーディション」企画を開催した。３人のお笑い芸人が登場したが、ザ・ギースの尾関、かもめんたる・岩崎う大に続き、最後に登場したのが加藤だった。

　田中は「先輩です、事務所の。一緒に遊んだりもしたこともあるんで」同じ事務所の先輩と紹介したが、加藤が「ショートコントの『スケート』を完コピしてきたんで、ぜひ一緒にやらせていただきい」と話すと、「スケート？スケートのネタなんてありましたっけ？スケート？」と首をひねった。

　加藤が「スケートあるよ！」とキレぎみに叫ぶと、田中が身に覚えのないネタを披露。しかし、いざ始めたものの、言うことを聞こうとしない加藤に、田中が加藤の頭をはたきながら、「だから解散されるんだよ、お前は！」と暴言を浴びせた。

　これに加藤がブチギレ。田中につかみかかると、馬乗り状態に。髪の毛をつかまれ床に押さえつけられながらも、田中は「松尾さんも嫌だったろうね、アンタがいて。俺だったら、すぐ解散するわ。アンタと組んだ初日に解散するわ、このクソ人間が！」と言葉を吐き続けた。最後は「やまね～戻って来てくれ～。俺の言うことを聞く人間がいかに大事か…」と嘆いてみせた。

　加藤は１９９９年に松尾陽介とザブングルを結成。２００７年にはＭ－１グランプリでファイナリストとなるなど活躍したが、２１年にコンビを解散し、松尾は芸能界を引退。加藤は消防設備士の資格を取得し、芸人との二刀流で活動している。