文化放送 25年ぶりにアナウンサーを正社員採用 前中国放送アナ、昨年のカープ実況14勝2敗 弱小西武の勝利実況へ意欲
文化放送は15日、都内の同局で定例社長会見を行い、25年ぶりにアナウンサーとして、前中国放送の小宅世人(おやけ・さんと)アナウンサー(26)を正社員採用したと発表した。
21年に広島の中国放送に正社員で入社後、カープ戦実況を主に行い、昨年は16試合で14勝2敗と高勝率を誇った。「結構、勝ち試合を実況させていただきました。ライオンズの勝ち試合をたくさん実況できるように頑張っていきたい」と同局のライオンズナイターの勝利に貢献すると意気込み、報道陣の前では、西武対広島戦・日本シリーズ架空実況を行い、西口監督の胴上げ実況を披露した。
世人(さんと)の名前は両親が国際協力機構の海外協力隊でバヌアツ共和国のサント島で結婚したことが由来。文化放送の採用が決まり、広島での送別会では広島OBで野球解説者の安仁屋宗八氏から激励を受けたといい「東京に入ってくる4日前ぐらいに安仁屋さんに呼ばれて、『頑張ってこい!。見てるから』」と激励を受けたと明かした。
齋藤清人社長は「正社員でのアナウンサー採用というのは四半世紀ぶりでございまして、次の採用が2050年にならないように、いい形で道しるべを作ってもらって、小宅アナウンサーに次ぐ新しい人材を文化放送で発掘していきたい」と期待を明かした。
