池松壮亮、人生を変えた映画監督を告白「出会っていなかったら違っていた」
俳優・池松壮亮(34)が13日、都内で、台湾ニューシネマを代表する名匠エドワード・ヤン監督(2007年死去)の代表作「牯嶺街少年殺人事件」(1991年)の上映後トークイベントを行った。
ヤン監督が1991年に発表した同作を、最初は日大芸術学部在籍時にVHSテープで鑑賞したという池松は「何も見えなかった。字幕を読むのもキツいくらい」と画質の悪さに悩まされたが、2017年にデジタルリマスター版の上映で改めて鑑賞し、「こんなに深い映画だったんだとやっと分かった」と、当時の喜びを振り返った。
池松は同監督に影響を受けたといい、「映画を教えてもらった。エドワード・ヤンに出会っていなかったら、たぶん(その後の人生が)違っていただろうと思う」と打ち明けていた。
なお、今回のイベントは、同監督の「カップルズ」(1996年)の4Kレストア版が18日に公開されることを記念したもの。
