尾上右近 エンタメの力を味わってほしい「できることを全力で」歌舞伎界への貢献誓う
歌舞伎俳優の尾上右近(32)が7日、東京・新橋演舞場で映画「菊五郎の鏡獅子 4Kデジタル修復版」上映記念トークイベントを行った。
映画「菊五郎の鏡獅子」は右近の曽祖父にあたる“踊りの神様”と称された六代目・尾上菊五郎の姿を捉えた貴重な作品。上映後のトークショーで右近は「歌舞伎界への貢献は自分もしていかないといけない」と語り、「自分も松竹映画の主演を務めたい」と、より映像作品への出演の意欲を強めた。
右近は現在、歌舞伎座「四月大歌舞伎」夜の部で「春興鏡獅子」を上演中。「(衣装の)カツラもものすごく大きくして重くて死にそう。オシャレは我慢だと思ってそうした」と笑わせつつ、「いつどうなるか分からない中、できることを全力でやっていくのが時の流れ。歌舞伎、あらゆるエンタメの力を味わってほしい。そのために自分も存在し続けたい」と熱い言葉で観客を沸かせた。
