古市憲寿氏 フジ被害女性アナへの対応「丸投げされた」上司アナFは「被害者ですよ。悪人って書かれて」 女性役員の少なさも指摘

 社会学者の古市憲寿氏が6日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」に出演。女性アナウンサーの上司だったアナウンス室部長のF氏について「悪人って書かれた。被害者ですよね」と述べた。

 番組では、中居正広氏と被害女性Aアナウンサーとのトラブルに端を発したフジテレビ問題で、公表された第三者委員会の調査報告書に関する生討論を行った。

 トラブルが発覚してからのフジテレビの対応について議論。報告書では、アナウンス室長E氏を通じて、編成制作局長G氏へ伝わり、その後、港浩一社長、大多亮専務に報告された。“編成ライン”3人で、プライベートな案件と認識し、対応方針を決定。被害女性への対応をF氏に「丸投げ」したとしている。

 古市氏は「Fさんもある種、被害者だなって思うんですよね。なのに文春はFさんのことを悪人って書いたんですよ。本当に信じられなくて。週刊文春に怒りがあるんです」と憤りを見せた。

 「Fさんて、メンタルヘルスの専門家でもないのに、全部対応を任されたってこと報告書にも書かれてますけど。そもそも何が問題かっていうと、フジテレビに管理職だとか役員に女性があまりにも少なかったことが問題だと思うんですね」と指摘した。

 「当時の経営陣がこれだけセンシティブな女性の問題に関して、高齢である男性たちが、ずかずかと介入するのはいかがなものかと思う気持ちは分かるんです。それはどうすれば回避できたかというと、女性役員、女性管理職が3割とかいれば、この問題は回避できたんじゃないかと思います。それが問題の根っこかなじゃないかなあと感じます」と私見を述べていた。

 話が経営陣のコンプライアンス意識への欠如に及ぶと、再び、「Fさんは大変な思いをされたと思いますよ。悪人って書かれたわけで。実際それで番組にも出る、出ないみたいなこともあったわけですから、被害者ですよね」と慮っていた。

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